飲食店AI活用ノート

飲食店オーナーのための、AI活用の検証ノート

文面づくり

メニュー表の説明文を書き直す検証 ― おいしそうな文と、大げさな文の線引き

PRについて:本記事にはアフィリエイト広告は含まれていません。掲載内容は確認日時点の公式情報に基づきます。

この検証の結論

何を試したか
架空の定食メニュー3品について、事実だけの一文で書いた説明文をAIに書き直させ、出てきた表現を「使える」「直せば使える」「大げさで外した」に分けました。
判定
条件つき 調理法や量など事実を書く方向の文は使えました。最上級の言葉、体への効能、根拠のない産地の表現はほぼ毎回混ざってきました。線引きの基準は「その文を、店が証明できるか」です。
向いている店
調理法や量など、事実として言える材料を持っている店。根拠のない最上級や効能の表現で飾る使い方には向きません。

この記事で検証したこと

先に結論です。調理法や量など、事実として言えることを書く方向の文は使えました。逆に、最上級の言葉、体への効能、根拠のない産地や品質の表現は、ほぼ毎回混ざってきました。判定の基準を「その文を、店が証明できるか」に置くと、線引きがしやすくなりました。

検証の条件

項目設定
架空のメニュー生姜焼き定食、サバの味噌煮定食、鶏の唐揚げ定食の3品。材料や調理法の設定も、すべて仮のものです
使った道具ChatGPT(ブラウザ版)
元の文当サイトで作った、事実だけの一文(例:「豚肉を生姜ダレで焼いた定食です」)
入力した情報上記の架空の設定だけ。実在のお店のメニューや仕入れ情報は使っていません

依頼文(コピペで使える形)

検証で使った依頼文はこの形です。〔 〕の部分を自分の店のメニューの一文に差し替えて使えます。「守ること」を書いても大げさな表現は混ざってきましたが、混ざる場所が読みやすくなり、直す作業自体は速くなりました。

メニュー表の説明文を書き直してください。 【元の文】 〔例:豚肉を生姜ダレで焼いた定食です〕 【守ること】 ・調理法や量など、事実として確認できることだけを書いてください ・「日本一」「絶品」のような最上級の言葉は使わないでください ・体への効能(疲れが取れる、健康に良いなど)は書かないでください ・産地や銘柄は、元の文に書かれていない限り足さないでください ・40字以内で、1文にしてください

以下、品ごとに「出てきた文の例」と「直した後」を全文で載せます。いずれも架空のメニューを条件にした例文です。

品ごとの結果

生姜焼き定食

出てきた文の例

秘伝の生姜ダレで焼き上げた、絶品の生姜焼き定食です。

直した後

生姜ダレで焼いた豚肉と、温かいごはんの定食です。

サバの味噌煮定食

出てきた文の例

疲れが取れて健康に良い、サバの味噌煮定食です。

直した後

味噌で煮込んだサバの、ごはんに合わせやすい味つけの定食です。

鶏の唐揚げ定食

出てきた文の例

国産の厳選鶏を、注文を受けてから揚げる唐揚げ定食です。

直した後

注文を受けてから揚げる、鶏の唐揚げ定食です。

線引きの基準

区分中身
書ける調理法、量、温度、提供の手順など、店が事実として確認できること
直せば書ける味の印象(「さっぱり」「こってり」など)。感想の範囲に収まるよう言い回しを整える
書けない最上級(日本一、絶品、最高)、効能(疲労回復、美容など)、根拠のない産地・銘柄・受賞歴

景品表示法では、実際のものより著しく優良であると一般消費者に誤認される表示は禁止されています。メニュー表の文章も例外ではありません。「おいしそう」は感想の範囲、「証明できない事実の主張」は表示の問題、と分けて考えると、判定が安定しました。

なお、こうして書き直した説明文は、SNSの投稿文の下書きにもそのまま転用できます。投稿文をまとめて作る検証は「Instagram投稿文を1週間分まとめて作れるか検証した」にあります。メニュー文で決めた線引きを持ち込むと、投稿文の直しも同じ物差しで進められました。

メニュー文を載せる前の確認

  • その一文を、店は証明できるか
  • 産地・銘柄・受賞歴を、根拠なく書いていないか
  • 体への効能に触れる表現が混ざっていないか
  • 比べた根拠のない最上級の言葉を使っていないか

できなかったこと

関連する検証

出典(確認日:2026-11-04)

・消費者庁(景品表示法の案内):https://www.caa.go.jp/

・ChatGPT 公式サイト:https://chatgpt.com/

・検証に使ったメニューと調理法の設定は、すべて当サイトで作った架空のサンプルです

検証担当:タカハシ

飲食店の現場仕事をAIでどうにかできないか試しています。使えなかった検証も、そのまま書きます。

検証の裏側は連載「タカハシの検証メモ」に残しています。