Instagram投稿文を1週間分まとめて作れるか検証した ― 写真がなくても下書きは作れる
この検証の結論
- 何を試したか
- 架空の定食屋を条件に、Instagramの投稿文を写真なしで平日5日分まとめて作り、判定と直した箇所の内訳を数えました。
- 判定
- 条件つき 下書きは5日分作れました(直せば使える4本/使えない1本/そのまま使える0本)。店にないメニューを足す癖と、ハッシュタグの未確認が残りました。
- 向いている店
- 週の初めに文の下書きをためておき、写真が撮れた日に合わせて出したい店。写真なしで投稿まで済ませることはできません。
この記事で検証したこと
- 架空の小さな定食屋(当サイトの検証で使っている仮の設定)を条件に、Instagramの投稿文を平日5日分、まとめて作れるか試しました
- 投稿に使う写真は用意せず、文章の下書きだけを作りました
- 出てきた文を「そのまま使える」「直せば使える」「使えない」で判定し、直した箇所を数えました
先に結論です。下書きは5日分まとめて作れました。ただし、5本とも人の直しが要りました。店にないメニューを勝手に足す癖と、ハッシュタグは投稿前に自分で確かめる必要がある点が残りました。「写真がなくても下書きは作れる。ただし、投稿そのものは写真が要る」という当たり前の線も、はっきりしました。
この記事は、「飲食店がChatGPTを初めて使うなら、まずこの3つだけ」で試した3用途のうち、SNS投稿だけを取り出して掘り下げたものです。このページでは、実際に使った依頼文と、出てきた投稿文の例まで載せます。
検証の条件
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| 架空のお店 | 定食屋、席数18席、昼は近所の働く人、夜は常連が中心(すべて仮の設定です) |
| 使った道具 | ChatGPT(ブラウザ版) |
| 入力した情報 | 上記の架空の条件と、その週の日替わりメニュー案(架空)だけ。実在のお店のアカウント情報や、お客様の写真・情報は使っていません |
| 検証の範囲 | 下書きの作成まで。実際のアカウントへの投稿は行っていません |
頼み方(手順)
- 店の条件(客層、価格の目安、営業時間)を文章で先に渡す
- 1週間分のテーマを先に決める(日替わりの紹介、仕込みの様子、休業日のお知らせなど)
- 「1本ずつ、本文とハッシュタグを分けて書いてください。店にないメニューや、確認できない評判は書かないでください」と条件を付けて頼む
- 出てきた文を1本ずつ、店の事実と照らし合わせて直す
依頼文(コピペで使える形)
検証で使った依頼文はこの形です。〔 〕の部分を自分の店の内容に差し替えて使えます。テーマを曜日ごとに先に渡しておくと、5本の内容がばらけて、後からの作り直しが減りました。
出てきた文の例
5本のうち、特徴の違う2本を例として載せます。いずれも架空の店を条件にした例文で、実在のお店の投稿ではありません。
例1:月曜・日替わりの紹介(判定:直せば使える)
本日の日替わりは生姜焼き定食です。生姜の香りでごはんが進む一品です。ランチタイムにお待ちしています。
#定食屋 #ランチ #生姜焼き #駅前グルメ
直した点:値段と営業時間が入っていなかったので、店の設定に合わせて足しました。ハッシュタグの「駅前グルメ」は店の立地と合わないため外しました。
本日の日替わりは生姜焼き定食(900円)です。生姜の香りでごはんが進む一品です。ランチは11時から14時まで。お待ちしています。
#定食屋 #ランチ #生姜焼き
例2:水曜・日替わりの紹介(判定:使えない)
今週のおすすめは、期間限定の味噌煮込み定食です。寒い日にぴったりの、体が温まる一品をぜひどうぞ。
#定食屋 #期間限定 #味噌煮込み
店にない限定メニューを「今週のおすすめ」として作っていたため、この1本は丸ごと作り直しました。テーマだけ渡して中身を任せると、魅力的に見える「限定」を補ってくる、というのが今回いちばんはっきりした癖です。
結果:5本の判定
| 判定 | 本数 | 内容 |
|---|---|---|
| そのまま使える | 0本 | 事実の入れ直しが、どの文にも最低1か所は要りました |
| 直せば使える | 4本 | 文の形は使える。直しは事実関係と表現の削りが中心でした |
| 使えない | 1本 | 存在しない限定メニューを「今週のおすすめ」として作っていたため、丸ごと作り直しました |
直した箇所の内訳
- 事実の入れ直し(5本中3本):値段と営業時間が入っていなかったり、仮の数字のままになっていたりしました。ここは店の設定に合わせて書き直しました
- 勝手な追加を削る(5本中2本):「地元で人気の味」のような、根拠のない評判の一文と、扱っていない季節メニューの紹介が混ざっていました
- ハッシュタグの整理(5本すべて):店と関係のない大きなタグが付いていました。タグが実際に使われているか、どんな投稿に付いているかはAIの出力だけでは分からないので、付ける前に自分で検索して確かめる前提です
写真がないと、どこまで進めるか
- 進める:本文の下書き、載せる順番の計画、ハッシュタグ候補の洗い出し
- 進めない:投稿そのもの。Instagramは写真や動画が主役の場所なので、文章だけ先に作っても、出す段階では写真が要ります
下書きをためておく意味は「書く時間を分散できる」ことであって、「写真なしで投稿できる」ことではありません。週の初めに文だけ作っておき、写真が撮れた日に合わせて出す、という使い方が現実的でした。
できなかったこと
- ハッシュタグの実在確認や、そのタグの投稿の雰囲気が店に合うかの判定は、AIの出力だけではできませんでした
- 投稿の反応(保存数や来店へのつながり)は、下書きの検証では分かりません。ここは実際に運用して確かめる範囲です
投稿前に店主が確かめること(この部分は省けません)
- 値段、営業時間、休業日が店の実態と合っているか
- 店にないメニューやサービスが「おすすめ」として書かれていないか
- 「人気」「絶品」など、根拠のない評判表現が混ざっていないか
- ハッシュタグを実際に検索し、関係のない投稿のタグが混ざっていないか
関連する検証
出典(確認日:2026-11-04)
・ChatGPT 公式サイト:https://chatgpt.com/
・Instagram 公式サイト:https://www.instagram.com/
・検証に使った店舗条件とメニュー案は、すべて当サイトで作った架空のサンプルです
検証担当:タカハシ
飲食店の現場仕事をAIでどうにかできないか試しています。使えなかった検証も、そのまま書きます。